わきがの治療法にはさまざまあり、汗のもと、臭いのもとである汗腺を除去する外科的手術のほか、発汗作用を鈍らせて汗の量を減らし、臭いの発生を軽減させるボトックス注入や、塗り薬等を使って臭いの発生を抑える対症療法など、いろいろな方法が用いられています。また、外科的手術ひとつをとっても、反転剪除法・イナバ法・吸引法など異なる術式が存在します。
どの治療法も各種症例や患者さんのニーズに応えるために、それぞれ改良・発展してきたものです。 まずは治療法の特徴について知ってください。
医師に説明をもとめたり、質問するのももちろんOKです。 そして、それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで治療法を選択してください。わきがは疾患と認められているので、治療に健康保険を利用できます!
反転剪除法 (保険適応) (所要時間 100分) |
ボトックス法 (所要時間 15分) |
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治療 効果 |
臭いは95〜98%の改善効果あり。エクリン腺からの発汗機能は数ヵ月で元に戻る。 | 腋窩多汗症のみ。 注入部分は約3ヶ月間は発汗作用が鈍る。 |
傷の 経過 |
4〜5cmの1本のライン。直後3ヶ月は赤みが強く目立つ。 半年〜1年くらいでわきのシワとして目立たなくなる。 |
極細注射針での注入のため当日の赤みのみ。 |
わき毛の状態 | 全体的に若干減毛 | 変化なし |
安静と 退院 |
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処置時のみ |
費用 | 約36,000円 (保険適応) | 58,000円 増量+10,800円 (※注入処置料込み) 麻酔クリーム 2,000円 |
治療法選びも、完治へ向けた大切なステップです。 赤坂クリニックではわきが患者さんのほとんどが根治手術法とされる反転剪除法を選択しますが、治療法や手術後の安静期間、入院の必要性など、医療機関によって様々な選択肢があります。 各治療法についてよく理解したうえで ・・・
など、患者さんの多くがそれぞれの目標を定めて治療に取り組んでいます。